エンジニアがフリーランスに転向すると、本来は企業が行ってくれていたような業務を自分で行わなければならなくなったり、仕事に多くの制約がかかってしまう場合があります。
しかし、仕事をセルフマネジメントできる事にやりがいを感じる人であれば、これほど魅力あふれる業態は無いはずです。
自分で自分の仕事をプロデュースする快感を感じるようになると、自ずと年収も増加していくでしょう。
フリーランスに転向した際、仕事をより魅力的にするために必要な作業が『契約書の作成』です。
仕事内容に関する実際の不満についてアンケートを取ると、「関係ない仕事をさせられた」、「どんどん仕事を追加されたのに追加料金が支払われなかった」など、契約内容が曖昧な事で意図しない仕事を負わされたというものが多くを占めています。
これではフリーランスに対する魅力が大きく損なわれてしまいます。
自分の仕事に誇りを持ち、仕事をする事に魅力を感じ続けたいのであれば、自分が仕事をする範囲・内容・保障に関する規定は厳密にクライアントとの間で取り交わしておく必要があります。
また、これに基づいた契約書を作成して仕事をするようになると、「自分はしっかりと契約内容を履行しているんだ」と業務に対するモチベーションを高める事ができ、さらなる魅力の拡大につながっていくでしょう。
日本ではフリーランスの場合、どうしても仕事の受注はツテやコネに頼る事が多いため、契約内容が曖昧になりやすいと言われています。
エンジニアとしての仕事を長く続けていくためには、契約書を事前に作成する事が重要です。